
「稲木干し」 (砥部町原町)
きのうの朝は稲穂をたわわに実らせていた田んぼでしたが、今朝通ると、綺麗に刈り取られていました。そして、写真の様に整然と干されて朝日を浴びています。
最近はコンバインの導入が進み、刈り取りと脱穀を同時に行ってくれるので、このようにじっくりと天日乾燥する「稲木干し」は少なくなっているそうです。でも、砥部では結構あちらこちらでこんな風景を見ることができます。
稲木干しのお米の味は、普段スーパーや米屋さんで買う米とは比べ物になりません。美味しいです。
数年前、愛媛・旧五十崎町の「おにぎりパーティー」に参加した事があります。もちろん地元の棚田でとれた稲木干しの米です。そこで食べた“おにぎり”最高でした。「米」本来の持つ甘み、旨みとはこういうものかと、とても感動した思い出があります。
http://blowinthewind.net/tanada/2001aki/ikazaki.htm
(愛媛県五十崎町の棚田)
http://www.chiyonokame.com/tochi/onigiri/
(おにぎりパーティーの様子)
しかし、残念なことに「稲木干し」の米は、普段は滅多に一般消費者の口には入りません。なぜかというと、農家の人がその大部分を自家消費するからです。美味しい米は、まず自分の家で食べる、もっともです。
逆に、それを食べたければ自分で作ろう。そんな思いで、坪内家(陶街道五十三次三十八番)の隣の田んぼを借りて、米を作っている方もいます。そちらは今月9日が稲刈りの予定です。稲木干しです。
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ところで、稲を刈り取った後の藁(わら)ですが、これが焼き物の釉薬(ゆうやく:うわぐすり)の原料になるという事を最近知りました。
砥部焼でわらを釉薬に使っている窯元は、私は勉強不足で知らないのですが、九州のある窯元では「ワラ灰釉」と呼び、積極的に使っているそうです。
http://www.kentarou.net/yuuyaku.html
(福岡・久留米 乾太郎窯)
稲のワラが1,000度以上の高温で熱せられる。そして、それが溶けて焼き物を様々に彩ってゆく。この現象が、いまだにどこか不思議な気がしています。







